YAMAHA FZ-Xレビュー

今回は先日納車されたYAMAHA FZ-Xのレビュー。

まずは主要諸元。

主要諸元 
YAMAHA FZ-X(2023年モデル)
全長:2,020mm
全幅:785mm
全高:1,115mm
軸間距離:1,330mm
最低地上高:165mm
シート高:810mm
車重:139kg
エンジン形式:空冷4サイクルSOHC2バルブ単気筒
ボア×ストローク:57.3×57.9mm
燃料供給方式:FI
排気量:149cc
圧縮比:9.6:1
最高出力:9.1Kw(12.4PS)/7,250rpm
最大トルク:13.3Nm(1.4kgf/m)/5,500rpm
燃料タンク容量:10L
ブレーキ:前ディスクφ282mmディスク+ABS/後ディスクφ220mmディスク 
タイヤサイズ:前100/80-17 後140/60R-17
ヘッドライト:LED
DRL LED
テールランプ:LED
ウィンカー:LED
バッテリー: 12V
変速機: 常時噛合式5段
フロントサスペンション :  テレスコピックフォーク インナーチューブ径41mm フォークブーツ付
リアサスペンション: 7段調整式モノクロスサスペンション

デジタル時計:スマートフォン接続による自動調整
スマートフォン接続可能なインストルメントクラスターネガティブLCD
トラクションコントロールシステム搭載電源ソケット装備
Bluetooth(Y-Connect )搭載
サイドスタンドエンジンカットオフスイッチ装備

カラーリング

カラー名はDARK MATTE BLUE。この色が堪らなく良い。わしは青好きなんで、このカラーリングだからFZ-Xを購入したと言っても過言ではないくらい。ずっと眺めていたくなるくらい好き。

灯火類

ヘッドライト

個性的な構造のLEDヘッドライトだ。ロービームは外周のLEDが点灯、ハイビームは中心のLEDが点灯する。停止中はハイビーム、ロービーム切り替えスイッチを切り替えてもハイビームにならないようだ。パッシングスイッチも付いている。 

DRL(デイタイムランニングライト)

今はバイクは昼間もライトを点灯していないと違反になるのね。知らんかったわ。ワシが若い頃バイクに乗ってた時代は何かバイクは昼間もライトを着けましょうって感じのキャンペーンがやってた事を記憶しているぐらいで義務でも違反でもなかった。

「バイクは昼間もライト・オン!」1989年、当時バイクの死亡事故が多発していたことを受け、「日本自動車工業会」「全国二輪車安全普及協会」主導で人気アイドルであったのりピー(酒井法子)を起用し、のりピーのイラストのポスターで官民一体の啓蒙活動が実施されていた。昼間もヘッドライトを点灯してバイクの被視認性を高めて事故を抑止しようというのが目的だったがほとんどのライダーには広まらなかった。

1998年4月に道路運送車両法が改正され、バイクは構造的に昼間点灯するように義務付けられた。ヘッドライトのOn.Offスイッチを付けること自体が禁止されたのだ。

2020年には国土交通省の保安基準が改正され、バイクでもデイタイムランニングライト(DRL)による昼間点灯が認められるようになった。(クルマの方が先で認可は2016年)これにより昼間はヘッドライトオフを常態とし、DRLが常時点灯されるようにする構造にすることが出来るようになった。今後はヘッドライトかデイライトのいずれかを常時点灯させればOKになったのだ。

このデイタイムランニングライト(DRL)と普通のヘッドライトと何が違うかというと、明るさがDRLの方が暗い(1440カンデラ以下の規定)。

ヘッドライトのかわりにDRLにすることで、バッテリーへの負担が減り燃費の向上が期待できそうだ。

ウインカー・テールライト

2023モデルからLEDになり明るい。

ブレーキ

フロント1ch ABSディスクブレーキ Blueボッシュのアンチロック ブレーキ システム (ABS) を備えたフロント ディスクは、ホイールのロックアップを制限し、滑りやすい状況での横滑りを避けるために路面とのトラクション接触を維持することで、ブレーキング中のバイクのコントロールを向上させる。リアもディスクブレーキ。ちなみにABSが付いているいないバイクは規制がかかり輸入出来なくなった。

シート

タック&ロール付き2段シートでノーマルでもカッコイいい。但し、このシート幅がひろいので足付きが悪い。シート高810mmだが数値より足付きが悪く感じる。わしは身体が小さいので足が届かなかったのでシートのあんこ抜きを依頼して30mm下げた。

タイヤ

前後ブロックパターンタイヤ。ブロックパターンタイヤはリブ型、ラグ型に比べて泥詰まりがしにくく、悪路での走行に向いている。これ乗り心地わるい気がする。減りは遅そうな。

フロントフォーク

ブーツ付きテレスコピックサスペンション。ブーツがインナーチューブの傷やヘコミを防ぎレトロな外観を演出する。

リアサスペンション

7段調整式モノクロスサスペンション。7段階で好みの硬さ調整ができる。

メタルアンダーカウル&サイドカウル

路面からエンジンを保護してくれる見た目もカッコイイ。

サリーガード

これはインドYAMAHAならではの装備。タンデムシートにインドの民族衣装であるサリーを着て乗る際にサリーが車輪に巻き込まれないようにするためのガード。左側にしかないけど右側は大丈夫なんかな?バイクのサイドバッグガードに使えそう。

ステップポジション

日本のオンロードバイクよにかなり前方に位置している。上体を起こしてゆったり乗るポジション。いわゆる「殿様乗り」ポジションだ。空気抵抗はきつくなりそうだが、街乗りは楽そうだ。

足つき

シートの幅が広いため足つきが悪い。身長158cmのワシだと両足の爪先がギリギリつく程度。80年代ワシが十代のころ、バイクの限定解除、今でいうと大型は教習所では試験免除にはならず、本試験場での一発試験しかなかった。合格率は厳しく1%しかなかった。ワシはこの体格ゆえか受けては落ちるを繰り返した。ワシよりも小柄な体格の女子でも合格している人もいたが、結局諦めた。あんこ抜きをして、30mm下げてシート高780mm。ワシが十代のころ乗っていたHONDA CBX400Fのシート高は775mm。まあ、片足がこの程度

つけば問題なく操れる。

エンジン

空冷4サイクルSOHC2バルブ単気筒ブルーコアエンジン。インド排ガス規制BS-IV(ユーロ5相当)をクリア。E20燃料(20%エタノール混合)対応。まだ検証してないが燃費が50km/L位はいくらしい。少排気量ながら短気筒エンジンのドコドコ感も出ている。

マフラー

ノーマルでも見た目が良いし、音も作り込まれている感じがして良い。

バイクメーカーは排ガス規制ど大変だなあと思う。ガソリンエンジンバイクが絶滅しないように頑張って欲しい。

サイドスタンドエンジンカットオフスイッチ

サイドスタンドを出したままギアをローに入れるとエンジンが停止する装置。

昔のバイクにはこんな装置はついてなかった。サイドスタンドを出して走り出して左折してサイドスタンドが引っかかるという事故が多発していたことを受けメーカーが自主的に付け始めたのだとか。確かにサイドスタンドを出したまま走り出してサイドスタンドが引っかかってヒヤッとしたことあるもんなあ。

さて、レビューも終わったのでひとっ走り行ってこよう。

あっ アヒル隊長ご苦労様です。

おしまい。

じゃあ明日もやってこやってこ。

(let’s do it tomorrow too)

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